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JISART
日本生殖補助医療標準化機関

JISARTはわが国の生殖補助医療の質向上とその水準維持を達成すべく結成された生殖補助医療専門実地医家の独自の団体です。

当院は、JISART(日本生殖補助医療標準化機構)のメンバーです。


当クリニックは2006年度のJISARTの認定審査に合格しました。(「認定審査」ついてはこちら


 

 ここまでの検査の結果、排卵があり、卵管が通っていて、精液所見に問題がなければ妊娠できるはずです。ところがなかなか妊娠しない場合にはどこかに「妊娠しにくい」原因があると考えられるわけです。何が原因で妊娠しにくいのかを調べるための検査について説明します。

H.ホルモン検査
I.性交後試験(ヒューナーテスト)
J.超音波検査
K.子宮鏡検査
L.子宮内膜組織検査
M,抗精子抗体検査
N.頚管粘液検査
O.超音波による卵胞径の計測
N.尿中LH検査

H.ホルモン検査
 月経が数カ月に1回しか来ない人や、月経と月経の間隔が不規則な人は、排卵が起こりにくい場合が多いのです。排卵がおこりにくいと妊娠しにくくなります。何が原因で排卵が起こりにくいのかを調べるのがホルモン検査です。採血をして血液中のホルモン値を測定します。脳下垂体ホルモンのFSH、LH、プロラクチン、卵胞ホルモンのエストロゲン等を調べます。また、黄体機能を調べるためにプロゲステロンというホルモンも調べます。

I.性交後試験(ヒューナーテスト)
 夫婦生活をした後、数時間〜翌日に子宮の出口から頚管粘液を採取し、頚管粘液中を泳いでいる精子の状態を調べます。検査の痛みはありません。

J.超音波検査
 子宮や卵巣の状態を超音波で観察します。子宮筋腫や卵巣嚢腫の診断や、卵胞の発育状態のチエックに用いられます。お腹の上から調べる経腹超音波検査と、腟から調べる経腟超音波検査がありますが、不妊検査では主に経腟超音波が使われます。検査の痛みはありません。

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K.子宮鏡検査
 子宮腔を内視鏡で調べる検査です。子宮腔にできた子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどを見つけたり、切除したりできます。検査には少し痛みを伴う場合もあります。

L.子宮内膜組織検査
子宮内膜の一部を採取して顕微鏡で調べる検査です。黄体機能不全や、結核性子宮内膜炎の診断をします。検査には一瞬の痛みを伴います。最近はあまり行なわれなくなってきています。

M.抗精子抗体検査
 女性の体に精子に対する抗体ができることがあります。この抗体ができると、体の中に入ってきた精子を殺してしまうため自然妊娠はできなくなります。採血を行い血液中に精子に対する抗体ができているかを調べる検査です。

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 ここまで述べてきた検査は不妊原因を調べるための検査でした。さて、妊娠するためには、ちょうど排卵の時期に夫婦生活や、人工授精、体外受精をする必要があります。このため不妊治療においては、排卵時期を知ることが非常に重要になります。次に排卵の時期を調べるための検査を説明します。


N.頚管粘液検査
 排卵が近づくと子宮の出口の頚管から透明で粘りのある粘液が大量にでてきます。この粘液の性状を観察することにより、おおよその排卵日の推定が可能です。しかし、後から述べる超音波による卵胞径の計測や尿中LH検査に比べると、その精度はずっと落ちます。検査の痛みはありません。

O.超音波による卵胞径の計測
 「B.超音波検査による卵胞の観察」でも述べましたが、卵胞の直径は月経が終わった頃から毎日約1.5mmづつ大きくなり、直径20mm前後で排卵になります。このため、超音波で卵胞径を測ることにより、排卵日のおおよその予測ができます。この検査と次に述べる尿中LH検査を組み合わせることにより、ほとんどの人の排卵日をほぼ正確に予測できます。

P.尿中LH検査
 排卵は、脳下垂体からLHというホルモンが一度に大量に放出されること(LHサージ)が引き金になって起こります。このため、排卵の前日に尿中LHが急に上がります。排卵が近くなった頃から毎日尿をとってLHを調べ、陽性になった翌日あたりが排卵日になります。尿中LHを調べる試薬は薬局でも市販されています。

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